「まっくらくらの まよなかに ひゅーと あらわれいでたるは だれもが おそれる へんしん めいじん ホーホーはらへりフクロウさまだ!」
リズミカルな文章がとても心地良い、まるで詩を読んでいるような絵本です。 それもそのはず、作者であるショーン・テイラー氏も訳者の木坂涼氏も、絵本作家、児童文学作家であると共に詩人しても活躍されているのです。
「まっくらくらの まよなかに ひゅーと あらわれいでたるは だれもが おそれる へんしん めいじん ホーホーはらへりフクロウさまだ!」
声に出して読んでいると、読む方も聞く方も心が弾んでくること請け合いです。
そしてこの絵本のもうひとつの魅力は、「繰り返しの妙」です。
獲物を見つけたはらへりフクロウ。おびき寄せるために、その獲物が好きなものに変身(変装?)します。 そして、獲物のそばでじっと待つものの……逃げられた!
この流れが数回繰り返されるのですが、逃げられても全然へこたれない、どんなに失敗しても自己評価の高い「フクロウさま」の様子がとても可笑しくて、愛さずにはいられません。 黒を基調にしながら、マットな色合いで塗られた絵もとても魅力的。 何ともクセになる絵本です。
さて、そんなはらへりフクロウさまは、食事にありつけるのかな!? それは読んでのお楽しみです!
(洪愛舜 編集者・ライター)
だれもがおそれる変身名人のフクロウさまは、今夜も、ばんめしをねらってえものにせまるが…。 変身名人と言っては、コスチュームを手作りしてえものに近づくフクロウさま――なんどよんでもおもしろい、おとぼけフクロウのゆかいなお話。新進気鋭の絵本作家の絵とストーリーを、木坂涼の、軽妙な訳でお楽しみください。
だれもがおそれる へんしん めいじん ホーホーはらへりふくろうさまだ!
声だして よんでると 楽しくなるんです
リズミカルな絶妙な訳 木坂涼さん
うさぎのすきなものは にんじん しょうしょう おまちください
ところが どっこい うさぎににげられた
でもめげずに
次の獲物を みつけて へんしん
ふんすいにへんしん ふくろうは ごみばこからなにみつけたの?
おもしろい
ト ピザをゲットしたはらへりふくろう よかったね
ホーホーまんぷくふくろうさまだ!
ラスト あしたは おまえんち いくからな!
うまいまとめ方で 子ども心を引きつけますね
おもしろい!
(にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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