ひなまつりの朝、ゆりちゃんはおひなさまに、お友達を紹介しています。 「これは ともだちの あひるの ガーコに くまの トコちゃん。そして ねこの タマです」
するとそのとき、だれかの声がしました。 「ガーコさん トコちゃん タマさん……なんて うらやましい」 なんと三人官女が話し出したのです!
そこで、ゆりちゃんは名前の欲しがった三人官女に名前をつけてあげました。 「きいろの きものの あなたは きいちゃん、あかい きものの あなたは あっちゃん、 みどりの きものの あなたは みどちゃんで どう?」 きいちゃんたちは「おー よきなじゃ よきなじゃ」と、大喜び。
それを見ていたおひなさまが 「わらわにも なまえを つけてたもれ」と言いだして……。
名前があることで、どんな便利なことや良さがあるのかを知ることができます。 ひなまつりにぴったりの一冊です。
この絵本の主人公のゆりちゃんの行動が子供らしくてとっても可愛い絵本に思いました。
ひなまつりの日が嬉しくて,猫のたまやぬいぐるみ達におひな様を見せてあげたり,おひな様に紹介してみたり。
そして,不思議な出来事にもびっくりせずに素直に三人官女やおひな様に名前をつけてあげるのですもの。
名前があると便利なこと,名前って素敵なこと,なども感じられる絵本でした。
ひなまつりの季節にぴったりですね。 (まゆみんみんさん 30代・ママ 女の子5歳)
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