アメリカ人とロシア人と中国人の宇宙飛行士3人が、 火星に一番乗りするぞと、意気ごみますが同時に到着してしまいます。
いがみ合う3人の前に、火星人があらわれます。 その恐ろしい姿におののいた3人は、力を合わせて火星人とたたかおうとします。
姿かたち、話す言葉や住む場所が違っても、 喜びや悲しみ、痛みを感じるのはみんな一緒。 だから人間は、相手をわかり、いっしょに生きることができます。
世界的に高名なイタリアの哲学者・思想家・作家のウンベルト・エーコの文と、 20世紀イタリア抽象画を代表するエウジェニオ・カルミの絵が合体。 「お互いを知ること。理解し合うことの大切さ」を子どもに伝える傑作絵本です。
火星が大接近するスーパーマーズ当日の朝に6年生に読み聞かせるためにいろいろ本を探し回った結果、この本を読むことに。
たまたま火星の本を探していて見つけた本でしたが、内容もすごく高学年向きでとてもいい本だと感じました。
アメリカ人・ロシア人・中国人・火星人が最初は不信感しかなかったのですが、知らないがために相手を疑ったり、殺そうとしたりとしていたのが、だんだん分かり合えてきて仲間と認めるまでの過程も絵本ならではで分かりやすくまとまっています。
話は少し長く、普通に読んで10分くらいかかりますが6年生の子供たちは静かに真剣に聞いてくれました。 (ねないこだらけさん 40代・ママ 女の子7歳)
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