背筋が凍る、こわい絵本! 手ざわりのある和風のカバー紙でつつまれた、縦開きの絵本をあけると 「さあ きもだめしを はじめるよ でもね…… なく こは このさき よんじゃ だめ!」
もう、表紙の日本人形の、カパッと下に開いた口がこわいです。 泣くかな、泣かないかな? こわがりな子は、ちょっとやめといたほうがいいかな……。
「しく しく しく しく おねがいが あるの」 しかけをめくると、お墓の下からおばけが 「こっちに おいで うらめしやー」
地面の下から「かた かた かた」 ガイコツが「あたためて おくれよー!」
縦開きのしかけをめくると、おばけがアップで飛び出します。 絵は、ぱきっと線も鮮やかで、一枚一枚別々に見るならば全然こわくない。 それなのになぜ、めくりしかけでこのセリフと展開だと、こんなに迫力が出ちゃうのでしょう?
作者はなんと新井洋行さん。 ふだん新井さんがよく制作されているあかちゃん絵本シリーズとの違いに驚きます。 おばけしかけ絵本の、あたらしい傑作! ぜひお試しください。
最初は、夜には読まないほうがいいかもしれませんよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
ようこそ。これより皆さまを恐ろしい絵本の肝試しにご案内……。ページをめくるとお化けが飛び出す、夏にぴったりのしかけ絵本!
夏の夜に読むのにぴったりかなとい、手に取りました。
ページを縦に開く絵本。
しかももう1枚めくる仕掛け担っています。
次々と出てくるお化けたち。
表紙の絵は結構怖いけれど、中身はそこまで怖くありません。
ちょっとかわいく思えちゃうほどです。
ゆっくり読んで、怖がらせ、さっとめくるのが、読むポイントかもしれません。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)
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