▼ 絵本とあわせて、贈り物にも自分用にも♪ >>せなけいこ作品のグッズはこちら
1969年に刊行されてから、いまだにあらゆる幼児に読み聞かせられる永遠の名作絵本『ねないこだれだ』。誰もが見覚えのある独特の貼り絵、そして夜更かししていた子どもが「おばけ」になって連れていかれてしまうという衝撃的なラストで、発行部数は200万部以上です。 実はこの絵本はせなけいこさんのデビューシリーズ4冊のうちの1冊でした。当時37歳、2児の母だった遅咲きのデビュー作が、決定的な代表作となり、せなさんはその後も「おばけ」の絵本を描き続けることになります。
その『ねないこだれだ』は、子どもを寝かしつけるしつけの本ではなかった、という驚きの告白からはじまる本書は、せなさんが初めて「自分のことを書いた絵本」。 各章では、デビュー4冊の『にんじん』『いやだいやだ』『もじゃもじゃ』『ねないこだれだ』などを入り口に、その独特すぎる世界、画風、文体やアイデアの源泉、そして本と絵への愛情をつづっていきます。
本書にはまた、貴重な貼り絵の原画の写真が満載。絵本作品ともひとあじ違う見え方で、さまざまな原画を楽しめます。誰もが知る名作はもちろん、絵本デビュー前の雑誌のカットまで、せなワールドをたっぷり楽しめます。
子育てをした人、子育てをする人、絵本が好きなこども、すべての人へ贈る、自伝的絵本。
各章の内容 「ねないこ だれだ」:ねないこは おばけになって とんでいけ と言ったら、うちの子はなんと答えたか? 「にんじん」:私は、にんじんが嫌い。せめて子どもには好きになってもらわなきゃ。 そこで私がつくったのが……。 「もじゃ もじゃ」:もじゃもじゃの髪の毛、細いしっぽ。紙をちぎって、切って、どうやって絵にするか、教えましょうか。 「いやだ いやだ」:娘がいつも「いやだいやだ」と言うから、そのまま絵本にしてしまった。けれど、それは本当は、私の言葉だった。 ――などなど。
■担当編集者より 本書ではせな先生の創作の秘密が初めて明かされますが、担当として特に嬉しいのは、門外不出だった「貼り絵」の原画が、絵本とは違って立体感や作業痕まで見える写真の形で初公開できたこと。『ねないこ だれだ』や『もじゃ もじゃ』など初期の名作や、作家デビュー以前の雑誌作品などの原画まで、かわいく美しくよみがえっています。先生の秘密の書庫で、作画の材料や原画を発見しては歓声をあげた制作スタッフの感動をあなたも感じてください! 刊行記念に、教文館「ナルニア国」で原画展も開催予定です。
「ねないこ だれだ」「にんじん」 「いやだ いやだ」
「めがねうさぎ」など、せなけいこさんの代表的な作品についてのご本人のお話が、とってもおもしろいです。登場するキャラクターがますます愛おしく感じ、また今までと違う見方も出来たり、せなけいこさんの作品をもっと楽しめるようになりますね。
せなさんの描くおばけは、なんであんなに愛嬌があって、こわいというか友だちになりたいくらい可愛らしいのだろう。。そんな疑問も、この本を読めば納得!
なぜなら、息子さんが友だちになれるおばけを描きたくて、描いたのがあのおばけなんです!
だから、せなさん自身も喜んでおばけになって飛んでいきたかったのだそうです。
同じ親目線で、読んでもおもしろく、共感することも多かったです。
そして、子どものように純粋で好奇心旺盛で、想像力豊かなせなけいこさんがとても素敵な方だなぁと改めて、思いました。 (ピーホーさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
|