エヴァはエリサの妹。ふたりはよく似ています。エヴァとエリサは、いつもいっしょだねと、よくいわれました。でも、ちがっていました。エリサが突然死んでしまったのです。それから、エヴァは、おねえちゃんのいない国で暮らすようになりました。おねえちゃんがいないと部屋は広すぎ 夜は暗すぎ、涙があふれてきます。−−自分の哀しみを抱えながらも毎日を誠実に積み重ねていくなかに、おのずと人間がもっている誇り高い魂の力に気づかせる物語。
エヴァは大好きなおねえちゃんを亡くします。
周りの人の慰めも心に届かない、切ない想い。
「おねえちゃんのいない国」という表現が印象的です。
時間の流れが、悲しみをそっと癒してくれる、
ということが伝わってきます。
内容的には深遠です。
でもなんとなく共感できるのではないでしょうか。 (レイラさん 40代・ママ 男の子13歳、男の子10歳)
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