今日は雨。「りえちゃん、でかけますよ」とおかあさんが言いました。「だれといっしょにいこうかな?赤いながぐつ、どこですか?でかけますよ!」とりえちゃん。赤いながぐつを見つけたら、「ちょうちょもいっしょについてきてください」。「きいろいかさはどこですか?さかなもいっしょについてきてください。」「青いレインコートはどこですか?はなもいっしょについてきてください。」みんなそろったら、ちょうちょのついたながぐつ、さかなもようのかさ、はながらのレインコートといっしょにおでかけです。いろいろな色、形の雨具の中からりえちゃんのものをさがす、探し絵絵本。読み手とコミュニケーションをとりながら楽しめます。
窓の外は雨。
おかあさんが言いました。「りえちゃん でかけますよ。よういしてください」。
そこからは、赤の長靴、黄色の傘、青いレインコート…と、雨の日のおでかけの準備をします。クレヨンで描いたようなタッチ、はっきりした色使いが分かりやすく、小さな子とお話をしながら読み進むのにちょうどよいと思いました。
合間に登場する、お花やちょうちょうは…なるほど、そういうことか!とエンディングに楽しい驚きでした。
梅雨の時期、灰色の空を吹き飛ばすような明るい一冊でした。
(こはこはくさん 50代・ママ 男の子13歳)
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