かばのかこちゃんは、ひとりっこ。 「ねえ ママ。どうして わたし ひとりっこ なの?」 かこちゃんは、兄弟がいるお友だちがうらやましくてたまりません。 いつも一緒に遊んだり、おやつの取り合いができるから!
「そうねえ。みんなで おやつを たべるのって やっぱり たのしいわよね。」 そう答えながらも、ママは自信満々。明日はきっと楽しい一日になるはずだって。 そして、つぎの日…。
そう、この日はかこちゃんの誕生日。 みーんながお祝いに駆けつけてくれましたよ!
ひとりっ子も、ひとりっ子の親も、共感するところのあるお話です。 やっぱり、にぎやかな毎日って楽しそうですものね。 でも、ひとりっ子はひとりっ子なりの良さがあるはず。 その証拠に、かこちゃんはお友だちがたくさん。 そしてみんな、かこちゃんをうらやましがっていますよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「どうしてわたしひとりっこなの?」兄弟がいる友達をうらやましがる、カバのかこちゃん。お誕生日には続々お客さんがやって来て……
6歳の次女は「ひとりっこ」になったことがないので、「ひとりっこってどんな感じなのかな」と想像するきっかけになるかと思って読んでみました。
ひとりっこだったらママとパパを独り占めできるとかお菓子も半分こしないで食べられるとか、それはひとりっこの良さでもあるんですけどね。結局はないものねだりなのかな〜と思います。
ひとりっこでもそうじゃなくても、お友達にお誕生日をこんなふうにお祝いしてもらえるのは素敵なことですね。高畠那生さんのユニークな挿絵がおもしろくて、「これどうなってるの〜?」などと娘と一緒に盛り上がりました♪ (ouchijikanさん 40代・ママ )
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