タコ、トカゲ、ミーアキャットなど、動物の逃げる姿を躍動感あふれる絵で表現。生きるためには逃げることも大切だということを伝える。
「ぜんそくりょくで インパラの こどもが にげた」「かんいっぱつで オタリアが にげた」「しっぽをのこして ニホントカゲが にげた」「みんな なかよくつながって ジャコウネズミが にげた」……。
私たちはともすると、「逃げる」ことは悪いことのように、ネガティブにとらえがちです。しかし、危険や危機を回避することはとても大事なことです。それは、生き物が生きていくための必須の行為の一つなのです。生きるためには、必死で逃げなければなりません。
本書では、冒頭に示したように、インパラ、オタリア、ニホントカゲをはじめ、マダコ、ジャコウネズミ、ハマトビウオ、ミーアキャット、ホタテ、イセエビ、エリマキトカゲ、トノサマバッタが登場します。そして、必死で逃げる瞬間を、リアルで躍動感のある絵で紹介しています。
巻末には、本書に登場する生き物たちについてのワンポイント解説があり、理解を深めることができます。
色鮮やかな表紙のイラストに惹かれ、手に取りました。
インパラの子ども、ニホントカゲ、マダコなどなど、いろんな生き物の逃げる様子を描いた作品。
「グイングイン」「バタバタプツン」「キラキラキーン!」という音も印象的に表現されています。
この作品を読んで、逃げる姿ってかっこいいんだなと思い直しました。
「あしたがあるからにげている」のセリフも最高です。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子14歳)
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