時は宋の時代。外見は人間だが、人以外の生物.封魔に生まれかわったものの、白鶴観で道士として働くことを許された少年李斗。李斗は、生まれ故郷の泉州から少女の道士花蘭と共に福州に派遣される。福州で脳みそを抜き取られた死体が見つかり、「封魔」がらみかもしれないので調べることになったのだ。李斗はあやしい人物と疑われている女占星術師・碧紫仙子と出会い、その可憐さに夢中になってしまう。はたして碧紫仙子はこの事件に関係しているのか? 南宋時代の中国を舞台に、少年李斗が一度なくした自分をみつける物語。『三国志』『水滸伝』など中国古典でおなじみの渡辺仙州氏が書いたチャイニーズホラーファンタジー。
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