少年は林の中でどこか不思議な少女に出会った――見えないものを見、空想の世界を駆け回る喜びを伝える、桜の美しい絵本。
縦長の装丁は、まるで木を思わせます。
そして、高みから語りかけてくるような表紙絵に魅了されました。
舞い落ちる桜の花びらの美しさ。
一体どんな物語が?とページを開きます。
主人公は意外にもゆうた少年。
かずきと一緒に探検中迷い込んだ野原での不思議な出来事。
独得の存在感の女の子がミステリアス。
そして、一緒に見た光景。
「またね。また会おうね。」
繰り返されるこのセリフの意味を悟った時、
桜の木との出会いが違った存在感で立ち昇ります。
小学校高学年から大人まで、感性とのコラボでしょうか。
(レイラさん 50代・ママ 男の子30歳、男の子28歳)
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