
ねこのフーじぃは、ふつうのねことはちょっと違うみたい…?
カズくんが生まれる前からうちにいるねこのフー。 カズくんのうちで、20年以上飼われているフーは、実際本当の年齢はいくつなのかわからない。 だから、「フーじぃ」って呼んでるんだけど…。 いつも寝ぼけたような顔をしてるフーじぃが、ある日、2歩足ですっくと立ち上がるとカズくんに話し出した。 「じつはな、わしゃ ねこまたになったんじゃよ」 え? ねこまたって何だろう?
ねこまたって、実は、ばけねこのこと。 ねこは、長生きしすぎるとねこまたになって、尻尾が二またにわかれているのがそのしるしなんだって。 フーじぃが言うには、ねこは30歳になるとねこまたになる。きょうがフーじぃの30歳の誕生日。二またにわかれた尻尾が証拠なんだそうだ。
フーじぃがばけられると知ったカズくんは、自分にばけてもらいます。 身代わりになって苦手なアジフライを食べてくれたり、サッカーで大活躍してくれたり大助かり。 しかし、フーじぃにまかせて公園でのんびりするカズくんに危険が迫り……、「フーじぃ!!」とカズくんが叫ぶ場面、次ページのダイナミックな場面にご注目!
「わんぱくだん」シリーズの上野与志さん、『たかこ』などの絵を描く青山友美さんのコンビによる絵本。 ユーモラスな雰囲気の絵は、シャツの柄(こわいときは5814)や動物の表情など、ちょっとしたところにニヤニヤしちゃう楽しさがいっぱい。 うちの年寄りねこの尻尾がいつの日か二またにわかれて、フーじぃみたいなねこがそばにいてくれたらなあ…。 そんなことを夢見たくなる絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

ぼくがフー爺に何か化けてみろよと言ったら、フー爺はぼくそっくりの人間になった。そこでぼくは、フー爺に身代わりになってもらうことにした。夕ご飯のとき、ぼくに化けたフー爺は、ぼくの嫌いなアジフライを食べてママにほめられた。苦手な体育の授業でも大活躍。怖い犬に出会ったとき、フー爺はライオンに化けてぼくを助けてくれた。ところが…

こんなおじいちゃん猫がうちに居てくれたらいいなって思いました。我が家のおじいちゃん猫は30歳まで生きてほしかったけれど、半分で亡くなってしまいました。もし長生きしてくれていたらもしかするとこの絵本の猫ちゃんのようになっていたかもしれません。なってほしかったな。猫好きにはたまらない1冊でした。 (ピンクちゃんさん 50代・ママ 女の子14歳、男の子7歳)
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