とべないペンギン、モモが主人公の絵本。解説も収録。多様性を尊重し受容することを考える。星山麻木先生(明星大学教授)推薦!
幼稚園で言うと、年少組だとまだまだ自分でできないことが多くて当たり前。周囲の成長もどんぐりの背比べ。でも、年中以上になると、早生まれ、遅生まれのタイミングも含めて個人の成長に少しづつ差が出てきます。
持って生まれた性格や特徴が顕著になって、「ほかの子はできるのに、この子はできない」ということが増えてくる。
何かができない、というより、もともと集団が苦手であることを意識する子供も出てくる。
子供の世界でも「あいつはできないことが多い」という烙印を仲間同士で押すことも出てくる。
それは、障害の有無関係なく。
そこからはさまざまな不安が生まれる。
不安を緩和するための心持ちや方法のヒントが、この作品にはあります。
うちの「ペンギンタイプ」の5歳の子供は、「このこ、自分と同じだ」と感情移入していました。
みんなと同じようなペースで何かができなかったとしても、それを受け入れてくれる存在が必ずいる、ということを意識してくれたならいいなと思いました。
私たち親子にとっては、役立ちそうな内容です。 (だっこらっこさん 30代・ママ 女の子5歳)
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