
ジョゼットは、いつでも、どこでも、うさぎのぬいぐるみのペペットと一緒です。 ある日、窓辺の椅子に座っていると、家族全員の絵が飾ってあるのに、 ペペットの絵だけがないことに気がつきました。 「パリで一番上手な絵描きさんを探しにいこうね」 モンマルトルの広場へ出かけたジョゼットとペペットが出会ったのは…。
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とても魅力的な絵本です。
普通にストーリーの展開だけを追っても楽しいのですが、絵画や絵画史をちょっと知っている人が見返しから丁寧に見ていくと、「ほうほう」「なるほど・・・」と一歩深く楽しめます。
著名な画家を思わせるおじさんたちが次々にでてきます。彼らがうさぎのペペットをどのように捉え、どのように描き、どのような絵が現れるのか?そんな画家たちの個性や風貌が面白い。
さらにパリの街、モンマルトルのざわめきに心躍り、可愛い小さな女の子ジョゼットとペペットの関係に微笑ましさを感じた絵本でした♪どんな画家よりもペペットの魅力を一番ひきだせるのは、もちろんジョゼット!だったのですね。 (なみ@えほんさん 50代・その他の方 )
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