大晦日の夜、男の子が、はじめてお父さんと除夜の鐘を撞きにいく緊張感を、版画で表現した絵本です。お父さんと一緒に歩く普段とは表情の違う夜の道、寒さの中で飲む甘酒のおいしさ、鐘の重み、そして新しい年に変わる瞬間の期待感。満天の星空の下、お父さんに手を引かれて家路につく男の子の後ろ姿が、何とも忘れがたい印象を残します。
真っ黒の表紙にひかれ、手に取りました。
大晦日の夜、年越し蕎麦を食べてから除夜の鐘をつきにいく親子の様子を描いた作品です。
淡々と描かれているところが、逆に特別感があり、厳かな雰囲気も感じることができました。
今回は季節外れに読んでしまったので、また年越しが近づいたら読みたいです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子14歳)
|