|
ふたごのこねずみ、ティモシーとサラは友だちのリックといっしょに野いちごつみ。いちごをお母さんに持って帰ろうと言うティモシーにリックは「ぼくはお母さん、いないから」。そして、リックはお母さんの話を聞かせてくれたのです。──「死」と「残された者」。大切なひと(もの)の死に直面した後に、ひと(もの)が再生するときの力強さ、そしてやさしさを伝えます。しみじみと味わい深い物語。
「お母さんいないんだ」
子供にとって、この悲しさと寂しさとやるせなさはとても大きいものだと思います。
せつないけれど、色々な家庭環境や事情を抱えている子供達がいることも現実です。
絵本を通して、読み手の子供達が自分とは違った境遇の誰かを思いやれることになるお話に思いました。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子8歳)
|