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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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このねこ、うちのねこ!

このねこ、うちのねこ!

  • 絵本
作: ヴァージニア・カール
訳: こだま ともこ
絵: ヴァージニア・カール
出版社: 徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!

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作品情報

発行日: 2018年04月30日
ISBN: 9784198646127

出版社のおすすめ年齢:5歳〜
19p・32ページ

この作品が含まれるテーマ

みどころ

緑の広場に面して、家が7軒だけ並んだ、ちいさな村にやってきた、白いねこ。
すっかりくたびれておなかがすいていたねこは、7軒それぞれの家で、ちがう名前をつけてもらいます。

最初に出てきた女の人からは「メリンダ」と呼ばれ、次の家では絵筆をもった男の子に「ミランダ」。
そして古いりんごの木がある家では男の人に「ベリンダ」と呼ばれ、スープをくれた2人の女の子からは「カサンドラ」……。
まだまだ名前は増えていきます。
「メリンダ・ミランダ・ベリンダ・カサンドラ……!」
続けて呼ぶと頭がこんがらがりそうですが、ちゃんと白いねこは、7軒みんなの家のねこになって、ちいさな村に住み着き、居心地よく暮らすようになりました。

ところがある日、“どの家でもねこを飼わなくてはいけない”と法律ができて、男たちが村へしらべにやってきました。
この男たちは役人で、1軒ずつまわって、本当に飼っているか調べるというのです。
1ぴきのねこを、7ひきいるように見せられる!?
みんなは顔を見あわせて相談をはじめますが……。

赤色と、緑色でおしゃれに描かれた、ユーモアたっぷりの外国の絵本。
作者のヴァージニア・カールは、1919年アメリカのウィスコンシン州で生まれ、図書館員としてヨーロッパのあちこちを旅し、その後絵本作家となった女性。
シンプルでかわいらしいイラストとユーモラスな物語で人気を博します。
本書は1979年にアメリカで出版された絵本の待望の邦訳です。

「白いねこに模様を描いていく」といういかにも子どもが好きそうな方法で、物語は展開し、その色柄がまたお楽しみのポイント。
模様が増えていくねこが、最後まで役人たちの目をごまかせたのかどうか気になります。
村の子どもたちの、機転の効いた連携プレーも楽しい!
繰り返しの要素や、ちいさな村でくりひろげられるドタバタぶりなど、読み聞かせにぴったりの楽しいおはなしです。
ぜひじっくり手にとって読んでみてくださいね。

(大和田佳世  絵本ナビライター)

出版社からの紹介

小さな白いねこが、家が7けんある、小さな村にやってきました。ねこは、1けん目の家でメリンダ、2けん目でミランダというように、7けん全部でちがう名前をつけてもらい、かわいがってもらうようになりました。ところがある日、国じゅうのねずみがふえすぎて、どこの家もねこをかわなければならないという法律ができて…? シンプルな線が魅力的なイラストと、ユーモラスな話がマッチした楽しい絵本です。

ベストレビュー

繰り返しが楽しい物語

カラフルなイラストに惹かれ、手に取りました。
7軒しか家のない小さな村で、1匹の猫にそれぞれ違う名前をつけて、みんなで可愛かっていました。
そんなある日、ネズミが増えすぎて困るので、「どの家でも猫を飼わなくてはいけない」という法律ができて……
どんどん長くなっていく名前と、面白い繰り返しが楽しいおはなし。
どこかで見たことのある絵だなと思ったら、『公爵夫人のふわふわケーキ』と同じ作家さんの作品でした。好きな絵本だったのでうれしかったです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)

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