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ひなげしの王子がこむぎの馬にのって、森へさんぽにでかけます。小川をひらりと飛びこえ、迷子のひばりの子をたすけ、その勇ましいこと。ところが、クモおばさんの巣をつきやぶってしまって、さあたいへん! ユーモアたっぷりに描く冒険のおはなし。戦時中にベルギーで出版された幻の小型絵本が色鮮やかによみがえります。
小さくてかわいい絵本なので、思わず手にとりました。繊細な絵でかかれた、ひなげしのおうじのかわいい冒険。あとがきで、戦時中にかかれた作品としり、驚きました。そんな過酷な状況で作られたことをまったく感じさせない、明るくかわいい作品でした。この著者の他の絵本も読んでみたいと思います。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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