
広大なアフリカの大地で日々、家族と仲良く暮らし、心に残る印象的なシーンに遭遇したときに俳句を詠む、ライオンのお父さんが10年ぶりに帰ってきました。 「とうさん、きょうは どこへ いくの」 「とうさんは、きめています。風を みにいきます」 「えーっ 風って みえるの?」 「みえます」――。 ライオン父さんが子どもたちを連れて散歩に出かけた先で見つけるさまざまな“風”の姿を叙情豊かに描きます。あべ弘士さんが描くアフリカの情景は圧巻。俳句が出てくる絶妙なタイミングもぜひお楽しみください。

『ライオンのよいいちにち』、『ライオンのへんないちにち』、『ライオンのながいいちにち』に続く作品。
ライオンのとうさん、やはり渋いです。
子どもたちと散歩に出かけたとうさん、風を見に行くんですって。
もちろん、とうさんのお目当ては、俳句。
どうです、この表情、たまりません。
作風は、ライオンらしく、シンプルですが、俳句だけに滋味深いです。
あべ弘士さんだからこそ描けるアフリカの情景が見事です。
また、様々な生き物たちとの関係性も説得力があります。
小学生くらいから、この境地、体感してほしいです。 (レイラさん 50代・ママ )
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