ロミオ16歳、ジュリエット13歳。 舞踏会で出会った二人はひとめで恋におちますが、二人の家は、昔から互いに憎みあう間柄。 二人の恋は許されません。 おなじみ、シェイクスピアの悲劇を、読み物仕立てにした美しい絵本です。 戯曲のセリフを要所要所に配し、戯曲の味わいも楽しめます。 ツヴェルガー独自の視点も魅力です。 小学校高学年から読めるように、ルビは5年生以上の漢字につけています。
ツヴェルガーが絵を描いた物語絵本は『おやゆびひめ』や『不思議な国のアリス』など、いろいろ読んでいます。
どれもとても大人っぽく、ちょっとこわい雰囲気がするくらい美しいです。
ロミオとジュリエットも有名なお話で知っていましたが、ツヴェルガーの絵で読むと、また違った味わいで楽しめました。
ラストに、オリジナルの悲劇とは別のハッピーエンドの語りがあったのもうれしかったです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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