売れ残りだったふた付きのかめに出番が。初仕事で張りきるが、入れられたのは、“ぬかどこねえさん”。けんかごしのかめを、なだめるように “ぬかどこすけ”と呼び、野菜たちをおいしそうなぬかづけに変えていくのを見て、ぬかどこすけの心も変わる。そしてぬかどこねえさんは、自分の中にはたくさんの菌がいて、小さいけれど大きな宇宙みたい、と話す…。ごはんの友、ぬかづけのおいしい秘密を、かめの目線で見つめる絵本。
何とも渋い主人公です。
瀬戸物の甕(かめ)の独白でストーリーが進みます。
売れ残りのところ、ばあちゃんに買ってもらい、
いざ、中身は?
おお、ぬか床という訳ですね。
そして、ぬか床姉さんも誕生。
彼女の大らかなキャラ、「そのままでいいのよ〜」というセリフにしびれます。
笑い声が起こるのにも納得。
ストーリーを通じてぬか漬け作りや手入れについて学べ、
その発酵の奥深い魅力も知ることができます。
ぬか漬け、食べたくなりました。
小学生くらいから、是非ご賞味あれ。 (レイラさん 50代・ママ 男の子30歳、男の子27歳)
|