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偶然にも昨日、息子の小学校が代休で図書館に行って、「そうだ。かえるくんシリーズを
一気に借りてしまおう!」と思って、ごっそりシリーズを借りてきたのですが、何かの思し
召しなのでしょうか? この時期にこの話に巡り会うとは!
洪水でかえるくんの家が浸水してしまい、仲間のあひるさん・こぶたさんの家へ次々と
行きますが、どこも浸水。のうさぎさんちだけが無事でした。のうさぎさんはみんなを
快く受け入れ、食物を提供します。何日かそこでみんなで仲良く暮らしていると、
食料が尽きてしまい... まだまだ水が引かない危険の中、かえるくんは自分が一番
泳ぎが上手いから助けを求めにいくと言い出し... という話です。
どうしても、この度の東北大震災を思い出さずにはいられない話でした。そして、
自分は直接、多大な被災を受けたわけでもないですが、新聞や報道で、沢山のこの話の
中に出てくるような、のうさぎさんやかえるくんのような存在の人々がいたことを
知らされ、ただただ脱帽するばかりです。自己犠牲してまで共(友)に生きるなんて、
私にはできるのかな....
この話で私が好きなところは、のうさぎくんやかえるくんの献身的な行動も勿論のこと
ですが、やはり、最後に希望があるところです。みなで掃除道具を持って、浸水した家の
掃除にでかけます。とても、東北の津波で震災された方々のことがかぶりますが、どうか、
その方々が、この絵本の話のように希望を持って再出発ができることを
祈ってやみません。 (汐見台3丁目さん 40代・ママ 男の子6歳)
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