26年間アフガニスタンを撮り続けてきた著者が出会った山岳地帯の学校。戦争を経て今、いきいきと学ぶ子供たちの表情を捉えます。
アフガニスタンの山奥にある学校の風景を写した写真絵本です。
小学校と中学校1年生にあたる子どもたちが学んでいます。
子どもたちの目はとても澄んでいます。
この写真の背景を知ると、そんな日常がとても貴重に感じられます。
長い戦争の間閉鎖されていた学校です。
多くの家族が犠牲になってしまいました。
設備も整っていません。
そんな場所で、子どもたちは遠くの集落から勉強しに山道を通ってくるのです。
大自然の中の学校。
この写真絵本の中に戦争は出てきません。
子どもたちにスポットをあて、子どもたちの見つめる未来を映し出そうとしているようです。
終わりの長めの解説を読んでから、もう一度絵本を読み直すと、さっきよりずしんと感じるものがありました。
この写真の光景は、日本からの支援で成り立っているのです。
本が出されてから5年が過ぎています。
この絵本に登場する子どもたちの成長と、山の学校の整備が進んでいることを祈ります。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)
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