雪の中に不思議な足あと。ひとつ見つけると、またひとつ別の足あとが。細かい変化とデザイン化された画面構成が魅力です。
良く晴れた、雪の野原。
洞窟から、てんてんてん、と続く足跡を辿ると…。
ページの左から右へ、次々に出てくる足跡を流れるように辿りながら、物語が進みます。出てくるのは、足跡をつけた動物だけではなく、空には鳥が、水の中には魚が、背景のお花も見逃せません。
美しく、精密に描き込まれたイラストは、ずっと眺めていても飽きません。二度目に読んだ時に、隠れたもう1匹の主人公に気がついた時に「!」と嬉しくなりました。
ちょっと疲れたな、という時に眺めたくなる1冊です。 (こはこはくさん 50代・ママ 男の子13歳)
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