時を超えた廃校ノスタルジー
2015年からスタートした『小学一年生』発の絵本企画ぴっかぴか絵本シリーズ32作目。 田島先生は、「ちからたろう」、「とべバッタ」などの作品で知られる絵本界の大御所的存在。他社からの複数依頼が重なる中、企画意図に共感いただき、1年の打ち合わせ、制作期間をかけ実現した企画です。 本作品は、国際的な芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」において2009年に“空間絵本”として再生された新潟県十日町の鉢集落の廃校(現「絵本と木の実の美術館」)が舞台になっています。実在した生徒がモデルになっています。子ども達の思い出を食べるおばけ、トペラトトと彼らの物語です。世界を侵蝕するグローバリズムに対し、地域に根付く絶えなることのない活き活きとした魅力が表現されています。
【編集担当からのおすすめ情報】 日本を代表する絵本作家と称される田島先生の絵画表現は、力強い生命の輝きに満ちています! 本物のアートに触れ、頭だけでなく心で作品のパワーを体験してほしいと思います。
この「ヒミツのかいだん」がある新潟県十日町市の山間のある鉢という集落にあった市立真田小学校が題材になっているそうです。廃校になったそうですが、「鉢&田島征三 絵本と木の実の
美術館として生まれ変わったと後書きに書いてあったので、行ってみたくなりました。ユカは、好奇心旺盛な女の子で、トペラトトと仲良くなれて学校生活をエンジョイしているのがいいなあと思いました。雪がとけはじめ、コゴミやフキノトウが、土の下から元気よく
頭を出した絵や、みんなで山菜取りをしているのがいいなあと羨ましく思いました。 (押し寿司さん 70代以上・じいじ・ばあば )
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