世界的テニス選手となったビーナスとセリーナ。 ふたりが競い合い成長していく姿を、 躍動感あふれるコラージュアートで描いた伝記絵本。 ビーナスとセリーナは、テニスの歴史を変えたといわれるすばらしいテニス選手です。 お父さんからテニスを教わった子ども時代、 貧しいなかでの練習にはおどろくような工夫がありました。
有名なテニス選手になるという夢を追って練習に明けくれ、 プロデビューしてからの人種や性別による差別にも負けず、 ついに世界ランキング1位と2位を獲得するまでに強くなります。
なかのよい姉妹で親友であり、コートの上ではライバル。 そんなふたりがアスリートとして、人間として、たがいに競い合い成長していく姿を、 躍動感あふれるコラージュアートで力強くえがいた絵本です。 巻末では、テニスにとどまらない社会的な活躍についても紹介しています。
コラージュによる絵も、内容も素晴らしい感動を与えてくれる絵本です。
ビーナスとセリーナという、黒人のテニスプレイヤー姉妹のことは知ってはいましたが、生い立ちや様々な社会貢献については、初めて知りました。
逆境を乗り越え、常に一番親しいライバルである姉妹は、ふたりだからこそ磨き合えたのかも知れませんね。
スポーツドキュメンタリーとして、ジェイムズ・ランサムの絵はとても躍動的で、効果的だと思います。
絵本は夫婦のダブルス作品でしたね。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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