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人間は大昔から火を頼ってくらしてきました。火は暗い夜を明るく、寒い冬を暖かくしてくれます。食べ物を煮炊きし、土の器や金属の道具などを作ることもできます。やがて蒸気機関や発電機が発明され、火から、ものを動かす力や電気を作れるようになると、文明はさらに発展しました。しかし一方、燃料として資源を使いすぎて、環境を害する様々な問題が起きました。火をめぐる歴史から、便利なくらしの光と影が浮かび上がります。
火の発見から始まった、人とエネルギーの関係は、地球環境をおびやかし、人の生活に大きな脅威をもたらすところまで拡大してしまいました。
シンプルでありながら、わかりやすくて説得力のある、解説絵本です。
本当に伝えたいのは、少し長めの解説ですね。
でも、自然と読む気になれる絵本です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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