頭上を爆撃機が飛んでいる毎日。少年はバラ咲くじゅうたんに平和への祈りをこめた。アフガニスタンの難民の少年の感動の絵本。
この作品はコルチャック賞受賞作家が書いたお話です。
アフガニスタンの紛争を描いた作品では珍しくページをめくるとすぐ空爆をしているシーンでした。
初っ端から重たい、悲しい始まり方です。
この作品中に主人公を援助してくれる団体名が出てきます。
「フォスターチャイルド」これって、全世界支部がある支援団体で、主に貧しい子どもたちの夢を叶えるためにいろいろな方法で支援活動を行っています。
作者は元々パキスタン人で現在はカナダに住んでいるそうですが、こんな風に支援団体のことを書くということは、作者自身がこの支援団に義援金を出しているのかもしれません。
気になったのが、主人公のいつもつらそうな表情
(アフガニスタンなどの紛争があった地域の写真絵本度を見ると、子どもたちはどんなにつらい状況下でもkら切らした笑顔でいるのに、この主人公はなぜいつもつらそうなのでしょうか?)と、
最後の終わり方。
まるでアニメ【フランダースの犬】の最終回みたいじゃないですか。
主人公が修行をつんで、無事に立派なじゅうたん職人になってくれるといいなと思いました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子13歳)
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