
足の速さがじまんのライオンが、おどろくほど足の速いシマウマをおいかけました。ところが、シマウマが速く走りすぎた勢いで、体のしまもようがはがれて、ライオンの体にはりついてしまいました! 元通りになるために、今度はシマウマがライオンをおいかけます。すると、ライオンのたてがみがはがれて、シマウマにはりついてしまったのです! シマライオンとタテガミウマになった2匹は、なんとか元通りになろうとしますが……。 おいかけっこが大すきなライオンとシマウマが、たてがみとしまもようが入れ替わったことで知った秘密とは? ユーモラスなストーリーの中に、発見がいっぱい! クスリと笑って深く考えさせられる、いとうひろしの童話。

足の速いライオンとしまうまが追いかけっこをしています。でも、あまりのスピードに、それぞれの体の一部が入れ替わってしまいます。逆に追いかけっこしたりを繰り返す2ひきは、立場が変わって、お互いに大事なひみつを知ることになるのです。
「おさる」シリーズや「ルラルさん」シリーズなど、いとうひろしさんの温かくてユーモラスなお話が大好きです。
こちらもほんわかの中に深い哲学を感じるお話でした。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子12歳)
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