3歳1ヶ月の息子に読んでやりました。三輪車で遊ぶのがまっさかりの年頃で、外にいけばすぐ三輪車。でもそろそろ自転車かなーと思っているので、自転車に夢中になると三輪車はどうなるのだろう?と。
そんな心配を絵本にしたのがこの絵本。主人公はもう少し大きい子だけれど、自らの判断で三輪車はいらないからとゴミ置き場においたものの、それらを乗りたいと集まってくる様々な動物には、色々な理由をつけてあげないのです。そして、そんな会話をつづけているうちに、やっぱり思い出のいっぱいつまった三輪車を処分することはできない!と持ってかえってしまうお話です。
いざ処分するとなると、三輪車に限らず後ろ髪をひかれる思いをします。それを子どもの視点で捉えたのがこの本ですね。動物たちの申し出に色々な理由?理屈?をつけて断っている様子は、エンディングを予想できますが、愛着心がどんどん植えつけられていく様子でもありますね。子どもらしい行動だと思いました。
自分が納得するまで処分はしない、というそういう気持ちをできる限り尊重してやりたいと思いました。処分するのは意外と簡単ですが、思いを断ち切るのは大変ですから。息子はこの本を読んでやりどう思ったかはわかりませんが、いずれ同じ様な状況になるんだろうなーと思いました。親としてもどこまで付き合ってあげたらいいのかまだわかりませんが、本人の気持ちを大切にしてあげたいとは思いました。 (minatsuさん 30代・ママ 男の子3歳)
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