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
かすかな音もききわける大きな耳、ばねのある足、きずついてもすぐなおる皮ふ。のうさぎはきつねやわしにおそわれた時、もちまえのすばやさでにげぬきます。弱い動物がもつふしぎな能力をいかして野山をはねまわるのうさぎの四季。 第25回読書感想文コンクール課題図書・〈よい絵本〉選定図書

私が小学生の頃に、一人でそぅっと何度も読んだ本です。
娘と読みたくて借りてきたのですが、なかなか興味を持ってもらえず。
ところが読み始めると、語り口調の、動物物ドキュメンタリーのような文章にすっかり入り込んで聞いていました。
絵が写実的できれいなのはもちろんのこと、所々問いかけがあり、大人になった私はなかなかよく出来た本だったのだなと思いました。
問いかけには、一生懸命考えて答えていました。
野うさぎの生態について、私も(読んでいたくせに)知らなかったことがあり、娘もへ〜と耳をそばだてていましたよ。
「鳥に連れて行かれなくてよかった。かわいそうだったんだもん」との感想は、まだまだ7歳前でしょうか。 (てぃんくてぃんくさん 30代・ママ 女の子6歳)
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