ちかてつのサブちゃんは、今日がはじめてのおしごとの日。ドキドキしながら地下の線路を走りますが、見たことのない地上のことが気になって仕方ありません。すると先輩のはんぞうもんせんがが「地上には大きな箱みたいなビルがあってそこたくさん人間がいるんだよ」と教えてくれました。サブちゃんは、大きな紙箱に人間がたくさん入っているところを想像してますます不思議になってしまいます。そんなサブちゃんに全国の地下鉄の先輩たちが地上の様子を教えてくれるのですが、サブちゃんの地上への妄想はエスカレートするばかり……。サブちゃんの妄想が面白くって大ウケまちがいなし、読み聞かせにピッタリのお笑い絵本。
地下鉄はサブウェイだからサブちゃん、というのはわかりますが、
何とも渋いネーミング。
しかも、作者はみやにしたつやさん。
やはり気になります。
初走行のサブちゃんが気になるのは、土の上の世界。
そりゃあ、暗いトンネルばかりでは滅入りますよね。
で、他の地下鉄たちに地上の話をしてもらうのですが、
なにぶん見たことがないため、その妄想が奇妙で愉快です。
しかも、地下鉄たちは全国から参集しているらしく、
方言で語るのが何とも味わい深いです。
さらには、サブちゃんの妄想の着地点が鮮やか。
サブちゃん、頑張ってね。 (レイラさん 50代・ママ 男の子30歳、男の子28歳)
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