ある農園の片隅に子犬の三兄弟が住んでいました。3番目の弟犬はこれっぽっちも姿がみえないので「ぽっち」という名前でした。三匹はそんなことは気にせず仲良く暮らしていましたが、ある日幼い人間の兄妹がやってきて…。 コルデコット・オナー賞を受賞作品。
忘れられた古い農家の片隅で仲良く暮らす、3匹の子犬の兄弟。
ちょっと変わっていたのは、まるい耳の3匹目の子犬ぽっちは、姿が見えない事です。
ぽっちは、姿が見えないために兄弟たちとはぐれてしまいます。ぽっちの運命やいかに!?
舞台は現代ですが、みえなかったり、カラスが出て来たり、魔法が出て来たり、哲学的であるような無いような…と、昔話を読んでいるような楽しさでした。
ガアグさんの柔らかくて暖かいイラストも心地よく、安心して物語を楽しめる一冊でした。 (こはこはくさん 50代・ママ 男の子10歳)
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