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土の原料は火山灰や岩石ですが、それだけでは土になりません。とけだした成分がねん土になり、そこに生きもののかけらやフンなどがまざって、少しずつ変化して……長い長い年月を経て、ようやく土がうまれます。植物は土に根をはり、水や養分をすいあげます。成長した植物は、多くの動物の食べ物やすみかとなります。命を終えた生きものは、やがて土の一部となります。土は多くの生きものの命を育み、巡らせているのです。
火山灰が土になるまでの壮大な営みを示した絵本です。
改めて足もとの土の中で何が起こっているかを考えると、自然のすごさを再認識します。
大切な大地の保全にも関心が持てる絵本だと思います。
理解しやすい絵で語られているのも良いと思います。
(ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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