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北海道や東北地方を中心に、秋がふかまってくると、「雪虫」という虫が飛びかいます。地元では、雪虫が最初に舞った日にはニュースで紹介されるそうです。まるで雪がまうように、フワリフワリと飛ぶこの虫は、次の世代の卵を産むまでに、8〜9回も「生まれかわる」ふしぎな生き方をしています。いわば「命のリレー」をして、次世代に生命をつなぐのです。さまざまに姿を変え、すむ場所も変える雪虫の一年間を追いかけます。
「雪虫」という名前から、勝手に雪のイメージとしての先入観があったので、実在する虫のことだと知って戸惑いつつ読みました。
知らない虫だけに、さほどの興味もなかったのですが、知っている虫の生態とかなり違うことが新鮮でした。
でも、雪虫が舞いはじめると雪が降るという、冬告げ虫だということには納得です。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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