お散歩している子ザルのジョジョ。ゾウやカメレオン、ヘビなど、いろんな動物が「ぎゅっ」っとハグしているのを見ているうちに、だんだんさみしくなってきました。 「ぼくもママと『ぎゅっ』したい!」 そんなジョジョのために、ゾウさんが一緒にママを探してくれることになりました。ジョジョはママと会って、「ぎゅっ」できるかな……?
この絵本のすごいところは、全てのストーリーを、ほとんど「ぎゅっ」という言葉だけで展開していくというところです。 「ぎゅっ」という言葉だけでなぜ物語が伝わるかというと、ジョジョをはじめとする動物たちの「表情」が語ってくれているから。 楽しそうにみんなのハグを見ているジョジョ、でもだんだんとその表情が曇ってきて、とうとう泣き出してしまいます。心配そうに見つめる動物たち。そんな感情の移り変わりが、余計な言葉はなくても素直に入り込んできます。
赤ちゃんは、身近な人の表情を真似ながら脳を発達させると言われています。ページをめくるごとに変化していくジョジョの表情から、どんなことを感じ、吸収していくのでしょうか。 小さな子には「おさるさん、さみしそうだねぇ」、少し大きくなると「これってどんな気持ちなのかなぁ?」、もっと大きな子には「どうしてこんなお顔してるんだろう?」などと声をかけながら読んでいくと、親子でいろんな発見があるかもしれません。
(洪愛舜 編集者・ライター)
おさんぽしていたジョジョくん、みんなが「ぎゅっ」としているのをみてママがこいしくなりました。 「ママー!」 どうぶつたちのしあわせそうなかお! おもわず、ぎゅっとしたくなる絵本です。
「ぎゅっ」と言う言葉だけしか ありませんが 何とも 心温まります
動物たちが「ぎゅっ」と抱き合っている姿が とてもかわいいし、
やっと ジョジョがお母さんに 会えた時のうれしさは 孫もうれしか
ったようです。何度も読んで 今は本がボロボロです。
孫と何度も「ぎゅっ」と抱き合えたのは この本のおかげかもしれませ
んね (でぶうさちゃんさん 50代・じいじ・ばあば )
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