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雪が毛皮に舞い落ちるかすかな音さえも聞こえるような静かな夜。クマとオオカミが出会います。ふだんはけっして近づくことのない2頭が、美しい自然のなかで宝物のような時間を過ごし、お互いを近くに感じる奇跡。アメリカのベストセラー絵本を多数く手がけた著者が初めて絵と文章の両方を手がけた作品です。
大自然の雪の中で出会ったクマとオオカミの不思議な散歩でした。
壮大な自然の中ではちっぽけな二人ですが、次第に仲良くなっていくさまが、淡々と俯瞰的に描かれています。
凍った湖の、氷上から見下ろした光景と、水中から二人を見上げる光景が印象的です。
春の日に再会した二人が、今度はどの様な風景を目にするのか、興味を持たせて絵本は終わりました。
クマは、本当は家族一緒に冬眠しないんだよという、注は日本での配慮でしょうか。ナイス・アシストです。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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