あそぶの大好き、いたずら大好き、しろねこちゃんとみけねこちゃん。水たまりを見つけて、大はしゃぎ! 夢中で遊んでいたら、あーあー、すっかりどろんこ。これじゃあ、しろねこちゃんもみけねこちゃんも、どちらもどろねこちゃんね。
「おふろに はいりなさーい」
おかあさんに言われたけれど、走って逃げるどろねこちゃん。タンポポの上を飛び越えて、かえるさんやぶたさんの上まで飛び越えて。そこらじゅうにぺたぺた足跡つけながら、とうとう……?
びっくりするほど、見事に全身どろんこの二匹。お母さんの大きな悲鳴が聞こえてきそうです。だけど、やっぱりこれが楽しいのです。絵本の中をのびのび自由に駆けまわる、元気いっぱいのこねこの絵本。明日もまた遊ぼうね、どろねこちゃん。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
いたずらが大好きな、しろねこちゃんとみけねこちゃん。夢中で遊んでいたら、すっかりどろんこになっちゃった! さあ、お母さんに見つかって……。絵本のなかを小さな2匹がかけまわります。元気いっぱい、子猫の絵本! みずたまりに、たんぽぽ、畑に、草はらに、動物たち。あたたかい土の香りがうれしさを広げる、優しくのびやかな作品です。
竹下文子さんとおくはらゆめさん、どちらも好きな作家さんなので、楽しみに読んでみました。いたずら大好きなこねこちゃんたちの様子がいきいき、のびのび描かれていて、ほっこり。読んでいると自然と顔がゆるんできます。そして、お母さん猫のたくましさ! 気持ちが明るくなるような素敵な絵本でした。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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