
あそぶの大好き、いたずら大好き、しろねこちゃんとみけねこちゃん。水たまりを見つけて、大はしゃぎ! 夢中で遊んでいたら、あーあー、すっかりどろんこ。これじゃあ、しろねこちゃんもみけねこちゃんも、どちらもどろねこちゃんね。
「おふろに はいりなさーい」
おかあさんに言われたけれど、走って逃げるどろねこちゃん。タンポポの上を飛び越えて、かえるさんやぶたさんの上まで飛び越えて。そこらじゅうにぺたぺた足跡つけながら、とうとう……?
びっくりするほど、見事に全身どろんこの二匹。お母さんの大きな悲鳴が聞こえてきそうです。だけど、やっぱりこれが楽しいのです。絵本の中をのびのび自由に駆けまわる、元気いっぱいのこねこの絵本。明日もまた遊ぼうね、どろねこちゃん。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

いたずらが大好きな、しろねこちゃんとみけねこちゃん。夢中で遊んでいたら、すっかりどろんこになっちゃった! さあ、お母さんに見つかって……。絵本のなかを小さな2匹がかけまわります。元気いっぱい、子猫の絵本! みずたまりに、たんぽぽ、畑に、草はらに、動物たち。あたたかい土の香りがうれしさを広げる、優しくのびやかな作品です。

子猫ちゃんたちの元気さとやんちゃさは小さな子供たちと重なります。お母さんは猫でも人間でも大変ですよね。以前うちの庭にもノラネコの父親と母親が子猫をいつの間にか4匹連れてきていて、えさをあげていたのですが、木登りを毎朝始めたりかけっこをしていたりと、この絵本の子猫ちゃんたちのように元気でした。でも本当に親としては大変だろうけれどその元気さが私たちにも元気を分けてくれるようで微笑ましかったです。かわいらしくて元気をくれる1冊だと思います。小さなお子さんにおすすめです。 (ピンクちゃんさん 50代・ママ 女の子14歳、男の子7歳)
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