ある日、うさぎとかめがあいました。 「のろのろかめくん、あんまりのろくて、あるいているのか、とまっているのか、わからなかったよ」 「うさぎさん、それほどいうなら、ぼくと、きょうそうしないかい?」 のはらのなかまもあつまってきました。よーいどん! うさぎとかめの、かけっこがはじまりました。 うさぎはあっというまに、とおくへかけていきます。でも、かめはあわてません。 「いちに、いちに。ゆっくり、いくぞ」。
イソップの名作が紙芝居になりました。 やべみつのりさん、矢部太郎さん 初の親子共作です。
イソップ童話というと、寓話性があって何かを伝えるという意味合いがあるのかも知れません。あるいはアレンジを深めて考えさせられるものさえあったりします。
でも、単純に楽しいお話だって良いではないか、といった趣向の紙芝居です。
絵も展開ものどかで、園児たちも純粋に楽しんでくれるように思います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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