「幼い頃から 描くことが日常だった そこにはいつも ユーモアがあった」
没後20年の年、練馬区立美術館で開催された「没後20年 まるごと馬場のぼる展」。その公式図録が発売されました。「11ぴきのねこ」シリーズの原点と思われる新発見のカラー漫画『ニャンニャン曼荼羅』をはじめ、様々な絵本のラフスケッチ、児童漫画、大人漫画などがたっぷりと掲載されています。また、幼い頃から常に描き続けてきたスケッチや絵画なども必見。作品リストなど巻末資料も充実しています。
いつ見ても、心の緊張が解きほぐされ、明るい気持ちになってくる馬場のぼるさんの作品の数々。そのお人柄が伝わってくるようです。
「11ぴきのねこ」シリーズのファンの方も、馬場のぼるさんのファンの方も。展覧会に行けなくても、その魅力を存分に味わえるつくりとなっています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「没後20年 まるごと馬場のぼる展」の魅力を伝える公式図録。「11ぴきのねこ」シリーズの原点と思われる新発見のカラー漫画や、様々な絵本、児童漫画、大人漫画、幼少期の作品など盛りだくさん。作品リストなど巻末資料も充実しています。
馬場のぼるさんは本当に描き続けてきたんだなぁと、ページを繰りながら痛感しました。
馬場のぼるといえば漫画家というイメージは私の年齢のせいかもしれませんが、漫画の明快さを絵本に取り込んだ方だと思います。
馬場さんが描くと、ストーリーの前に馬場のぼる劇場が、開催されている感じです。
そんな馬場さんの初期の作品、まだ絵を描き始めたころの作品が、画風イメージと違うところが印象的でした。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
|