「ぱちんと とめる ボタンの くつ、きゅっと むすぶ ひもの くつ。ぺたんこちびぐつ、せいたかのっぽぐつ。…くつくつ くつくつ いろんな くつがあるけれど、いちばん いいのは なんだか しってる?」……子供たちといっしょにたくさんいろいろなくつが紹介された後、クイズが出されます。でも、このクイズにはちゃんとヒントがついているのでご安心を。そして、最後の見開きページにその答えが現れます。それはね…。
運動ぐつ、長ぐつといったわたしたちが生活で使うくつから、竹馬、ローラースケートぐつ、あひるの水かきみたいな水泳用のくつ、といった遊びのくつまで、たくさんのくつが登場する絵本。その魅力はなんといっても、小気味よい日本語のリズム、テンポと楽しいイラストです。1ページ、あるいは見開きごとに子供たちがいろいろな種類のくつといっしょに登場し、「ずんずん」「ずるずる」「ぶかぶか」「きつきつ」「ふかふか」「がらごろ」「ぴょんぴょん」「すいすい」…といったくつに対する表現が、楽しい気分を盛り上げます。最後のクイズの答えは、お楽しみ。 ――(ブラウンあすか ;絵本ナビ オフィシャルライター)
ボタンの靴、ひもの靴、ゴム長靴にスケート靴、ベタンコ靴にのっぽ靴…。靴がいっぱい出てくる楽しい絵本です。 でも、たくさんあるなかで、いちばんすてきで便利なのはなんでしょう?
こちらの学校の幼稚園でよく見かける絵本。理由はなぜかとページを開けば、韻を踏む絵本だからです。原題はその名のとおり「Shoes」。しかし、日本語版もこのリズムをよく受けついだなかなかの秀作です。全ページにわたり、運動靴からリボン付きの靴、スケートの靴、長靴…といろんな靴が登場し、そして最後に一番いい靴は? とクイズをします。日本語のリズムもいいし、イラストも楽しい。(ウィリアム・ジョイスの作品では、「るすばんジョージちいさくなる」と並んでお気に入りです。)最後のページで、わーっと盛り上がるのがお決まりでした。 (ムースさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
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