「ながーいくび ちょっとながいくび キリンのおやこがごあいさつ いっしょだね いっしょだよ」 キリンの長い首、カバの大きな口、ゾウの長い鼻。大きさは違うけれど、親子はみな「いっしょだね いっしょだよ」。顔を近づけるキリンや大きなあくびをするカバなど、ページをめくるごとにいろんな動物の親子が登場し、仲の良い姿をみせてくれます。
仲睦まじい親子の様子を温かく描くのは、自然科学系のイラストを多く手がけるきむらだいすけさん。『ゴリラのジャングルジム』(集文社)や『サンゴのもり』(イマジネイション ・プラス)などの絵本を出版する傍ら、アートワークショップなども展開。幅広いジャンルで活躍されている作家さんです。
初めて読むときは気づかないかもしれませんが、実は意外な生き物が全てのページに描かれています。2回目は探しながら楽しむことになるでしょう。作者の生きものへの愛がたっぷりと感じられる作品です。優しく語りかける文章と、丁寧で温かみのあるイラストは読むたびに癒されるはず。親子で繰り返し繰り返し、何度でも楽しんでください。
(出合聡美 絵本ナビライター)
ながい首に、ちょっとながい首。 おおきなおかおに、ちいさなかお。 ページをめくるごとに、いろいろな動物の親子が登場します。 からだのいろやかたち、そして行動。 親子、兄弟もみんな一緒だね。
親のぬくもりを感じながら、すくすくと育つ子どもを見守るまなざしを 豊かなタッチの絵で描きます。
ページの中には、あれあれ? 何かが隠れているよ。見つけてね!
最初に登場したのは、キリンの親子。
長ーい首とちょっと長い首。
いっしょだねいっしょだよ。
カバの親子が大あくび。
いっしょだねいっしょだよ。
大きい小さい、長い少し長いの区別はあるけれど、みんな仲良く一緒な姿。
いっしょだねいっしょだよ。
微笑ましい絵本でした。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子21歳)
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