いつもと同じ帰り道。いつもと同じあの場所で、いつものねこにごあいさつ……あれ、いつものねこと模様がちがう?
さあさあ、ここから風変りねこのオンパレード! 鈴木のりたけさんがねこをテーマに絵本を描くと、やっぱりこうなります。
縞々模様のスイカねこ、生まれた国がひと目でわかるこっきねこに、景色に合わせて色が変わるカメレオンねこ。いつも丸くなるとは限らないし、目だってぱっちりしててもいいよね。鳴き声だって……!?
ああ出てくる出てくる、パンねこにコウモリねこにキリンねこ。あれもねこなら、これもねこ。さらに博物館や研究所、ねこの競技場まで登場して、どこもかしこもねこだらけ。満足、満足。
大人気「ぼくの」シリーズ第5弾。もちろん絵さがしも満載、充実の1冊ですよ。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
いつもとおなじかえりみち、いつもとおなじあのばしょで、いつものねこにごあいさつ。でも、ちょっとまって。いつものねこともようがちがう。「まいにちおなじもようじゃつまらない」だって。なるほどね! それならいっしょにかんがえてあげる。 たとえばこんなのどうでしょう? みどりとくろのしましまもようの「スイカねこ」。まるまればほんもののスイカにみえるかも。 うまれたくにがひとめでわかる「こっきねこ」。にほんねこにスイスねこ。ボールをけってるねこはどこのくに? まわりのけしきにあわせるように、いろをかえる「カメレオンねこ」。なんびきいるかわかるかな? ちずねこ、プリンねこ、パンダねこ……いろいろいたらたのしそう。 へんなねことあそんでいたら、いつものねこがみあたらないぞ。ちゃいろとくろのみずたまねこ。どこへいったかさがしにいこう! 大人気「ぼくの」シリーズ第5弾! 緻密なイラストで絵さがしも楽しめます。
昨日と同じ毎日の繰り返しはつまらないと思ったねこが、茶色と黒のブチねこから水玉ねこに変身しました。
それを見た主人公の男の子は、いつもと違うねこを考え始めます。
それは、スイカねこだったり国旗ねこだったり、はたまたカメレオンねこだったり。
男の子はアイデアを次々に出して、色々なねこを創造します。
そうしたら、いつの間にか水玉ねこを見失ってしまいました。
文章がというよりも絵が活躍しているような絵本でした。
「ウオーリーをさがせ」のように水玉ねこを探すページも数ページ含まれているので、文字を読めないお子さんにも楽しんでもらえそうです。
(めむたんさん 40代・ママ 男の子19歳)
|