くじらと一緒に環境問題を考える絵本
とつぜん海からくじらがやってきて、街のみんなは大さわぎに! くじらたちはプールで泳いだり、電車に乗ったり、レストランで魚を食べたり、まるで人間のように好き放題です。
困った人々はくじらを街から追い出そうと考えますが、実はくじらの方にも「海へ帰れない理由」があるようです。いったいなぜ、くじらたちは街へやってきたのでしょう?
【編集担当からのおすすめ情報】 愛らしいくじらたちが印象的な絵本ですが、結末まで読むと、環境問題について調べたくなる絵本です。アボリジニの保護活動を行っている作者のニック・ブランドならではの、自然への愛あるまなざしが詰まっています。SDGsへの関心が高まる今、ぜひ子どもと一緒に読んでいただきたい作品です。
文章量は多くない絵本でしたが、そこで扱われている内容はとても深遠なものだったと思います。
人々の生活圏にある日、くじらがやってきて環境問題へと展開していくお話でした。けれども、この絵本を「環境問題のお話」と捉えてしまっては、描かれている内容を矮小化してしまうように感じました。興味深いお話でした。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子5歳)
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