赤いかさが、ひとつ。大きい、やさしいかさだよ。雨が降ってきたら、みんなが入れるかさ。背が高くても、けむくじゃらでも、足が何本でも、どんな姿をしていてもだいじょうぶ。入れないかも、なんて心配しなくていい。場所はいつでも、じゅうぶんにあるんだから。
心が安らぐ、優しい絵本でした。
ドアに立てかけられている時は普通のサイズの傘でしたが、色々な人や動物を受けれるうちに、どんどん大きくなっていきます。
傘に入った人たちや動物たちの顔が最後になるまで見れないのは、なんでも受け入れるのメッセージでしょうか?
それだけに、姿を現した人々や動物たちの表情が魅力的に見えました。
同じページに書かれている、
「どんなときも、みんなのばしょがあるんだよ。」
という文章もとても魅力的で、心に響きました。
多くの方に読んでもらいたい、心安らぐ絵本でした。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子22歳)
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