昔、ふくろうの染め屋がいました。その頃、鳥たちは今のように色や模様がついていなかったので、ふくろうに染めてもらおうとやってきます。ふくろうはそれぞれの鳥に似合う色を考えて、とても美しく染めたので、みんな大喜び。その評判を聞いたからすは白い羽根が自慢でしたが、誰よりもきれいに染めてもらおうと、ふくろうにさまざまな注文を出しました。ところが……。
いろんな絵本になっていると思えば、これは昔話だったんですね。
そのなかでも、奥山さんの絵本に釘付けになりました。絵がほんとにすてきです。特に、鳥に色がそめられた場面は、ページをめくるごとにはっとするほど、きれいです。
鳥への興味が増すような絵本でした。 (あんじゅじゅさん 40代・その他の方 )
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