一郎たちのアパートに住む雨森さんは、魔法つかいかもしれない。10人の子どもたちが語る雨森さんとの出会い。心あたたまる物語。
読んだことあったかなぁ・・・
いせひでこさんの絵だけど
記憶にないな・・・
1983年初版
バブルに向っての時代
経済成長とともに
何か、「人情」がらみのものが
薄れていく感覚の頃のような気がします
団地から、マンション という呼び名 みたいなことにも
時代を感じます
でも、どの時代でも
子どもはしっかりしていますね
見ていないようで
きちんと「真実」を見ています
それを、人に言うか言わないか
お互いに、たまたま
同じ人が気になっていて
その人は、実は・・・「魔法使い」!?
おもしろい視点です
その学年なりの、感じ方、話し方も
さすが、教師をなさっていた岡田さん!!
リアル感ありありです
私は、海で出逢う2人の
思春期入り口のほんのりとした雰囲気が
いいなぁ〜
人を見分けない、さっちゃんのきりりとした姿勢に
感銘を受けます
母子家庭(いまは、ひとり親?っていうのかな?)での
母と娘の関係・・・
これは、リアルな感じ
子どもの方が、早く大人になっちゃうんだなぁ・・・
とか
個性がいろいろなのに
縦割り社会がこういう風に自然に出来ると
いいなぁ〜
って、憧れます
最後の雨森さんとのお別れも
一定の距離感を持っての
感謝の気持ちを表していて
それも、みんなで協力しないと出来ないこと
すごいなぁ〜
本の中のおはなしなのに
私は、どこかで、本当にあったような気がしてしまいます
雨森さんって
岡田さんのお知り合い?
それとも
岡田さんご自身なのかな?
とも、考えてしまいます
わかった!分身なのかも(笑
雨の中、滑り台の下の空間ーこの設定にも
心憎いなぁ〜と思いました
私が勤務していた保育園(それこそ、1983年からですから!!)には
築山があって、その下にドカンのトンネルがあって
運動会の年長さんの障害物リレー競走にも使われ
秘密基地にも使われ
暑い時は、お休み処にもなり
こどもたちの人気の場所でした
新園舎になり、築山はなくなってしまいましたが
教え子達の記憶にも私の記憶の片隅にも
その光景はしっかり刻まれています
そのイメージもあり、わくわくして
読ませていただきました (しいら☆さん 50代・その他の方 )
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