キレイ好きのあらいぐま、お部屋もさぞかしキレイなのではと思ったら……。
「ぼくは あらいぐま しっかく。」
きれいに片付いた友人の部屋を見て、衝撃を受けたあらいぐま。思い切ってみんなに物を譲ったのですが、どれも思い入れがあって未練タラタラ。そんな、だれでも1回くらいは後悔したであろう、断捨離の葛藤を描いた作品です。
でも……。ガランとした自分の部屋に違和感を覚えたあらいぐまは、思い直して、手放したものを取り戻すことにします。ところが、見つけ出すのに一苦労。それもそのはず、市場や海はびっくりするほどたくさんの物があふれていて、似ている物も多いんですもの! ここはひとつ、あなたの力で見つけ出してください。
そんなこんなで、また部屋に置かれた物たちを前に、あらいぐまが悟ったこととは!?
伊藤ハムスターさんが描くあらいぐまは、一見無表情ですが、何とも味わい深い独特の魅力があります。ラストのあらいぐまの行動もお見逃しなく。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
私には、あらいぐまの気持ちが、いたいほどわかる。 あなたも一緒に、いたがりませんか?---ヨシタケシンスケ
どうしても、人とくらべてしまうあなたに、 人のものがうらやましくなってしまうあなたに、 自分に自信のもてないあなたに贈る、おっとりあらいぐまの自分さがしの物語。
“アライグマはきれいずき”というイメージにとらわれ、思い切っていろいろ捨ててしまったアライグマのぼく。 すっかりきれいになった部屋だけど、どうしても落ち着かなくて「やっぱり 返してもらいに行こう」と旅に出た先は、天国、深海、宇宙--! 困難な旅を続け、ひとつずつ自分にとっての宝物をみつけていく物語です。
カラフル、ユーモア、摩訶不思議。 伊藤ハムスターの不思議な世界へようこそ!!
友達の家のこ綺麗な様子に感銘を受けた「ぼく」。思い立って部屋のものをみんなに譲って、部屋はさっぱりしたけれど…。なくしてみたからわかる、本当に必要なもの。。片付けが苦手なので、心に刺さりました。4歳息子は探し絵を楽しんでいました。 (ままmamaママさん 40代・ママ 女の子10歳、女の子6歳、男の子4歳、女の子2歳)
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