あかるくてやんちゃな、かばのティリーネックはある日、自分のことが嫌になってしまいます。そこで、魔法の花にお願いして次々とあこがれの生き物に変身していきます。はじめは嬉しくて仕方がないティリーネックですが…。
色彩豊かで愛らしい絵本です。
でも、とても繊細なお話です。
かばのティリーネックは、人間のちょっとした一言で、明るさを失い落ちこんでしまいました。
自分の劣等感と向き合う絵本です。
ティリーネックは、別の生きものになって自分探しを始めました。
しかし、自分は自分のままが良かったのだと気づかされました。
容姿のことだけでティリーネックを傷つけた、人間の心ないひと言というトリガーは好きではありませんが、誰にもコンプレックスのスイッチはあるのでしょう。
より良く生きるためには、ティリーネックのような旅も必要なのかも知れません。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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