グレーの毛並みがとってもチャーミングなこねこ「プチュ」。 マイペースで好奇心旺盛、そんなキャラクターが表情から伝わってくるような。 いつものお散歩、「今日は雨がふってるね。」 読んでいくと、プチュと一緒に散歩しているような、ゆったりとした時間が始まります。 水たまりに映る自分の顔をのぞいていると、小さなありさん達がやって来て、 「こんにちは。」 雨の音を聞いてみたり、ちょうちょやかえるを観察したり・・・。 シンプルなストーリーと絵でも、こんなに温かな気持ちになるのは、 子どもの目線を感じたり、小さな生き物や自然への愛情を感じるからかもしれません。 そして、それは作者の作品全般を通じて感じる事ですね。 雨つぶ一つの色や形をとっても、こだわりを感じます。(音が聞こえてきそう!) 小さな子と一緒に遊んでいると感じる、ゆっくりとした「特別な時間」がここにはあるようです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
◆作者のaccototoさんが、絵本ナビ読者の方々へ、直筆メッセージを描いて下さいました!!
こねこのプチュは、雨の音にさそわれて散歩にでかけます。葉っぱの裏で雨宿りするちょうちょや、かたつむりにカエル・・・・。 雨の日ならではのおともだちがたくさん登場します。 みんなでおうたを歌えば、キラキラ虹がかかります。
【編集者から】 かわいい動物と楽しいことばで、ゆううつな雨の日もにこにこ顔になる絵本です。やさしさがたっぷりつまった、ふくだとしおの世界―。 プチュといっしょに子どもたちも、自然の中からいろいろな発見ができるきっかけになればと思います。
かわいいねこの絵と「ぴっちゃんぽっちゃん」という言葉に好反応。
表紙をみせたら、手をバタバタして喜んだので購入しました。
中身も、じーっと見て聞いて、飽きずに最後まで楽しんでいたので、びっくり。(いつもは途中で閉じたり折り曲げたりしてしまうので)
空を見たりみずたまりをのぞいたり、木に登ったり、ねこの動きがかわいいです。
それから、言葉は童謡みたいに楽しくてやさしいです。
今、一番お気に入りの絵本で、何度も何度も読まされています(笑)。
かたつむりさんやかえるさんを、お散歩の時にも見つけてあげたいな、と思いました。 (こぞうちゃんさん 30代・ママ 男の子1歳)
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